グインのブログ

PMのお仕事、オーストラリア移住の話題や、楽しいセカンドライフを模索するブログです

おすすめIT転職エージェント ~ 未経験でもブランクがあっても大丈夫!

f:id:saiounouma:20190514224946j:plain

未経験だけどIT関係の仕事がしたい、SIreからWEB系自社開発会社に転職したい、大きなブランクがあるが復帰出来るか不安、これら全てを経験した私がお勧めする転職エージェントを紹介します。

 

 

私のIT転職歴

先ず何歳の時にどのような動機で転職を考え、その時にどのエージェントに救われたのかを説明する上で、私の転職歴を紹介します。

また、採用面談も行ってきた経験から、採用担当者が何を見ているのかも併せて紹介します。

 

【略歴】

①27歳:IT会社に初就職(SIre)

②32歳:中堅SIreに転職(年収120万UP)

③36歳:オーストラリアに移住

④43歳:日本に帰国、個人事業主PMOで契約

⑤45歳:SIreに復職(年収50万UP)

⑥48歳:Web系会社に転職(年収50万UP)

 

① 大学卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアに行ったため、まともな職に就けるのかと不安な時期でした。

ホワイトカラーの仕事に就くのが初めての経験だったため、エージェントの存在も知らず、求人情報誌から応募して就職しました。

しかし20代であれば、人手が兎に角欲しい中小企業は、過去の実績よりも今後のポテンシャルに重点を置いて採用を決めるため、あなたがIT未経験でも30歳前後であれば採用される可能性はとても高いでしょう。

エージェントを通して探せば、より一層可能性は高くなります。

どこのエージェントもこの年代層は企業側に売り込み易いため、あなたのこれまでの経験を話して、履歴書・職務経歴書が魅力的な内容になるようアドバイスしてくれます。

 

② 年収が120万アップしたのには理由があります。

前社は27歳未経験だったため年収450万からのスタートでした。

オーストラリアの永住ビザ欲しさにがむしゃらに働き、5年間でPG→SE→PLまで一気に駆け上がりましたが、年収は480万までしか上がりませんでした。

この頃になると年齢と職務に比例した業界の相場観も分かっていたので、移住費用を貯めるために条件の良い会社に転職することにしました。

PM職として採用されたため年収がぐんと上がったように見えますが、年齢的には平均に届いただけの話です。

あなたも今のスキルでどの位の年収を狙えるのか、エージェントに聞きに行くだけでも転職すべきか否かの良い判断材料になります。

 

しかし、年収だけの理由で転職するのは余りお勧めはしません。

今迄築いてきた人脈を捨てて、また一から信頼を得るために人間関係を構築するのもなかなかに大変な作業です。

独立するにしても、会社に属して仕事を続けるにしても、最も大切なものをは人脈です。自分を信頼してくれる人が一人でも多い人の方が成功していきます。

安易な気持ちで転職すると今迄築いてきた信頼を清算しなければならなくなる可能性は高くなります。誰であれ苦楽を共にしてきた人には愛着と好感が宿ります。

今の職場で上司や同僚たちと関係が良好で、仕事にもやりがいを感じるなら、暫く様子を見るのも大切です。

単純に年収だけが不満なのであれば、何をすれば自分の望む年収に達するのか、上司に率直に相談することをお勧めします。

 

③はIT職ではないためここでは省略します。

④ オーストラリアから帰国後は貯金が殆どなく、家族三人を養うために直ぐにでも仕事に就く必要がありました。

7年もブランクがあったため正社員で就職出来るか分からない不安から、まずは個人事業主でPMOとして仕事を探しました。

幸いなことに、オーストラリアに行くまでの職務経験の殆どが銀行系基幹システム開発で、この時期に最大手の銀行が勘定系システムの大改修を行っていたため、帰国した翌週には仕事が決まっていました。

個人事業主としてのメリットは、会社の雑務に縛られることなく業務に集中出来る所です。

それが煩わしくて個人事業主を選んでいる人が多いのですが、そこで人脈を出来るだけ沢山築いておいて下さい。

45歳を過ぎた個人事業主は市場価値が一気に下がり、次の契約先を新たに探がそうとしても条件の良い案件は殆どなく、路頭に迷うリスクは高くなります。

デメリットとしては、当然の事ながら誰も守ってくれる人がいないため、こちらの作業量がどれだけ逼迫していてもお構いなしに作業を振られます。

自身の作業量がどれ程オーバーワークであることを訴えても、発注主も契約主も会社からクレームを受けるリスクがないため、最下層の扱いを受け易い地位にあります。

契約を打ち切られれば直ぐに別の仕事を探さなければならないプレッシャーは、オーバーワークの状態に拍車をかけます。

また、個人事業主はエージェントや仲介会社に中抜きされるため、仲介会社が3社も4社も入っていると、例えば自分が契約主と月70万で契約を結んでいても、発注主は月100万を払っている事は良くあります。差額の30万は途中の仲介会社で山分けされている訳です。

発注主に仕事量が割りに合わないと訴えても、それだけの単価を払っていると言われたり、発注主から単価を上げたと言われても、途中で抜かれて自分には届かないこともよく起こります。

発注主との面接に至るまでに、何人もの見知らぬ人たちにたらい回しに会った時は、契約主に商流が深すぎるとハッキリ断る勇気も必要です。

今は法律が厳しくなり、大手企業は商流が深い人材を避けていますが、実態は掴みにくいため未だにこのような状況は横行しています。

 

⑤⑥ この年齢になると紹介してもらえる求人数も、面接に進む機会も激減します。

企業側がこの年代層に求めるのは、いわゆるお買い得と呼ばれるエグゼクティブクラスの人材です。

自社よりも大手の会社から転職を希望している人材を採用してパイプ作りを目的としたり、大企業のノウハウを自社に取り入れたいなど具体的で効果的な採用を目的にしています。

採用条件が限定されているため、今いる会社よりも上の会社に就職出来る可能性は極めて低くなります。

急遽マネージャー層が辞めたとか、若手は沢山いるが取り纏める人材を直ぐに育てることが出来ないなど、余程スポット的に人材が不足している状況でもない限り、そのようなチャンスに恵まれることは少なくなっていきます。

ましてや⑥のように同じITに見えて、金融基幹システムからwebやゲーム業界などの一般消費者を対象としている会社に転職する場合、文化も風土も習慣も大きく異なるため、一次面接をクリア出来ても、役員クラスの面接では費用対効果で判断されるため、殆ど興味を持たれません。

対象の業界が異なる畑違いの転職は30代の内にされることをお勧めします。

そしてどこの会社にいてもそうですが、この年代になるとマネジメント意識を強く求められます。自身がもたらす収益性やコスト意識がないと人並みの評価は得られなくなるため、早い段階で経営意識を身に付けておくに越した事はありません。

逆に経営意識の高い人材は20代でも役員クラスに昇格出来るのがIT業界です。

学生時代や20代の間にブロガーやアフェリエイターとしてマネタイズ経験を沢山積んでいると、最終面接で社長や役員クラスと会話が盛り上がりますので、若いうちに失敗を恐れず自分で商売をされることをお勧めします。

 

 

利用した転職エージェント

②④の時にお世話になったエージェント今は無くなってしまったためここでの言及は避けますね。

 

⑤では現在大々的にTVコマーシャルをしているビズリーチに登録しました。

この当時はまだTVコマーシャルもやっていませんでしたが、ネット上では可也宣伝されていて有名でした。

ビズリーチがこの5年で急成長した要因の一つとして、求人側からも特別なサービスを受ける際は有料であること、登録時の年収が500万以上の人限定というハードルを設けている点が考えられます。

登録時は無料ですが、職務経歴書の添削サービスを受けるのに3万円かかるなど、様々なオプションがあります。

高いと感じる方もいると思いますが、私が添削サービスを受けて感じた印象は「3万の価値はある!」というものでした。

当時7年間のブランクがあったため、私の職務経歴書の書きっぷりも悲観的に見える内容になっていました。しかし自分では何度読み返してもそれに気付き難いものです。

添削サービスを申し込んだところ、ブランクの期間にどんな事をしていたのか、ITに関わること、関わらないことも含めて質問され、こう書くべきとの添削が結果が返ってきました。

それは正に目から鱗で、ネガティブだった内容は陰を潜め、ブランクの7年間も英語力や自作のウェブサイト構築経験を前面に出した、ポジティブで読み手の関心を引く内容になっていました。

その結果アポイントも増えて結果に結びついたので、今でもその職務経歴書に書き方のコツを踏まえて追記していっています。

 

ビズリーチから提供されるマイページで自分に興味を持ってくれた企業からメッセージが届きます。その中には転職エージェントもあり、私にはいくつかの企業とエージェント4社から打診がありました。

企業からの打診は希望条件が合わなかったためお断りしましたが、エージェントは4社とも登録しました。

2社はまだ若い小さなエージェントで、紹介して頂いた企業も条件に見合うものはありませんでしたが、残る2社は、有名な大手エージェントともう一社がこの後紹介する一番お勧めのエージェントです。

 

大手エージェントは条件に見合う企業をたくさん紹介して頂いたのですが、私の担当となった方がたまたま年配の常に疲れた雰囲気を醸し出す方でした。

そこで一社内定に漕ぎ着けたのですが、100%満足のいく会社ではなかったので、別のエージェントで並行で受けていた会社の結果が出るまで待って欲しい旨のお願いをしたところ、期限を付けられ、結果的に辞退することになりました。

先方企業にも都合がある事は充分承知していますが、その担当者からは企業寄りの姿勢しか感じられず、リクルーターを商材としてしか考えてないような雰囲気しか感じられませんでした。なのでここではそのエージェントの名前は伏せさせてもらいます。

 

 

お勧め転職エージェント

そしてここからが本題になるのですが、最もお勧めしたいエージェントが⑤でも⑥でもお世話になった、ワークポートです!

 

お勧め理由その1:スタッフが若く明るく前向きで、自分の良さを引き出してくれる!

まず個室に案内され、求職者担当者と面談します。ビズリーチでアポイントを取られている時点でこちらの職務経歴書は見ているので、話の中心は転職動機と希望条件が主になります。

私の経歴も異色な部分があったため、そもそもどうしてオーストラリアに移住することになったのかという事から火が付き、お互いの身の上話から色々話が盛り上がって意気投合していました。

形式張ったビジネスライクな会話の苦手な私にはとても話易く、何かにつけて褒めてくれてこちらの気分を高めてくれました。

お世辞でもそう感じさせない雰囲気作りと、若々しいエネルギーをお裾分けしてもらい、転職に前向きな夢と希望を与えてくれました。

 

お勧め理由その2:登録から内定までのスピード感が凄い!

面談から採用までの間、こちらのモチベーションは冷める間もなく、トントンと話を進めてくれます。

面談で話がひと段落すると、15分ほど席を離れ、私の希望に沿ったもの、チャレンジしてみてはとお勧めするもの、希望からは逸れるが内定の確度が高いものなど、様々な確度から選んだ求人票を20社分ぐらい持ってきてくれます。

そしてWebのマイページがその日の晩に開通するまでの間、目を通しておいて欲しいと渡されます。

家に帰り着く頃には、マイページで手渡された求人票と同じデータが閲覧でき、調整依頼と却下を選別出来るようになっています(スマホでも出来ます)。

企業と調整している間に手持ちの求人票が減ってきたら、追加で補充してくれたり、一般公開している求人票で気になるものを自分で追加して調整依頼もかけることができます。

そして面接日程調整が翌日から始まり、依頼した企業の進捗状況が一覧で確認でき、複数の会社が並行で進んでいきます。

トントンと最終面接まで進み、⑤も⑥も二ヶ月後には内定が貰えました。

担当者によれば1ヶ月以内に内定を取る事を目標にされているので、2ヶ月もかかってしまった事に謝罪されましたが、⑤⑥共に私がWeb系への転進を強く希望していたため、年齢的にもなかなか決まり難かったのだと思います。

 

お勧め理由その3:求職者側の味方だという事がヒシヒシと伝わる!

初日の面談の最後に、自分を売り込んでくれる企業側担当者も挨拶に来てくれ、2人タッグでサポートしてくれます。

求職者担当者は常時我々のモチベーションフォローをしてくれ、その間企業側担当者が売り込みに奔走してくれるので展開が速いです。

後半になってくると内定と本命の回答待ちが混み合ってきますが、こちらの志望順序をキチンと守ってくれ、企業側に待ってもらえるよう調整してくれます。

その他にも一度中国人企業の面接に行った時のこと、採用面接と思い伺ったところ、そのまま外に連れ出され、配属先企業の面談をさせられた事がありました。

別れ際に内定の条件はその配属先からOKが貰えたらと言われます。

個人事業主でもないのに、明らかに順序が逆なため、辞退の旨を担当者に連絡しました。

その数日後、驚いたことにその面接者が私に直接電話をかけてきて、配属先からOKが出たので辞退をされては困ると行ってきました。

私はそれはおたくの都合であって、私の責任ではない旨を伝えて電話を切り、すぐに担当者に報告したところ、明らかなルール違反としてその企業とは取引を打ち切り、二度と連絡させないようにすると言ってくれました。

実際に二度と電話がかかってくる事はなかったので、法的措置に訴えるか何かの強いアクションを取ってくれたのだと思います。

 

お勧め理由その4:アフターフォローも万全!

面接が終わる度に担当者に電話又はマイページで面接の感触を連絡することになっています。

この時に企業側に聞き忘れていた事や辞退したい旨や強く希望する旨を伝えると、企業側に伝えてくれます。

内定受諾を申し出ると、最後にワークポートに出向きます。

今の会社の退職の手続きや次の会社の初出社までの段取りを擦り合わせて、一枚の紙を渡されます。

そこには入社後、面接の時と話が違ったり、問題がある時の緊急連絡先が記載されています。

私は利用した事は有りませんが、問題があった時は直ぐにその会社に話し合いに行ってくれるそうです。

そして入社後も、定期的に営業に尋ねて来られるので、過去に担当した人のその後の状況を気にかけてくれているようです。

 

 

まとめ

転職は人生を大きく左右する大切なイベントの一つです。

転職活動では本命に振られたり、不採用が立て続いたりということが普通に起こって、自信喪失したり、自暴自棄に陥ったりしますが、自分一人でそれを消化したり前向きな気持ちに切り替えるのは中々難しいものです。

そんな時にメンタル的に強い味方になってくれるのが転職エージェントです。

そのエージェントが普通に仕事をただ熟すように求職者を扱われては、より一層沈んでしまいますよね。

ただ求人情報を紹介してくれるだけのエージェントよりも、プラス求職者が最高のパフォーマンスを出せるように勇気を与えてくれたり、自信を持たせてくれるような演出をしてくれるようなエージェントを利用されることをお勧めします。

ワークポート

転職活動中の皆さん、いい会社に出会えるように頑張ってください! 

それでは!!